2023.08.21
INTERVIEW Vol.22(後編)
トレイルランナーの最重要アイテムといえばやはりシューズ。
アルコインターナショナルでは、
米国生まれの「Topo Athletic®(トポアスレチック)」のシューズで
南 圭介さんをスポンサードしています。
そのほか「Feetures®(フィーチャーズ)」
「Body Glide®(ボディーグライド)」「OOFOS®(ウーフォス)」の製品をサポート。
それぞれの使い心地やデザインについて、南さんにたずねてみました。
(前編はこちら)
左右で違う色を履いているのは、決して間違いやトラブルではない。
それが南圭介さんのスタイルなのです。
愛用しているのはTopo Athleticの「ULTRAVENTURE 3」。
ウィメンズモデルが足に合うそうです。
「初めてこのシューズに出会ったのは2021年だったと思います。
僕の住んでいる八ヶ岳に東京のランニングチームが遊びに来たのですが、
彼らが全員Topo Athleticを履いていたんです」
それまで別メーカーのシューズを履いていた南さん。
サイズの合いそうな人のTopo Athleticを試しに履いてみたところ、足にジャストフィット。
それが「ULTRAVENTURE PRO」というモデルだったのです。
Topo Athleticのトレランシューズの中でも最もクッション性が高く、快適な走りを実現してくれるモデル。
軽さと耐久性、そして優れた屈曲性を備えています。
「すぐにオンラインショッピングサイトで購入して
セルフチャレンジで父島を100マイル走りました。
とにかく着用感もとても良かった。
その翌年、(Topo Athleticを日本で扱う)アルコインターナショナルの代表と会う機会があって、
思い切ってサポートをお願いしたら快諾いただけて!
ものすごくうれしかったです。
そして長距離を走るうえでシューズと同じくらい重要なのが、ソックスなのです。
フィーチャーズのソックスは足当たりとフィット感が抜群で、
デイリーウェアとしても履いています。
Topo Athleticとの相性も抜群で、この組み合わせにしてからほとんどマメ知らず」
何百㎞もの距離を走るウルトラトレイルランニングにおいて、足のマメは最大の敵。
一度できてしまうとレース中に治すことは不可能といえ、
リザルトにも大きな影響をおよぼすことに。
だから「マメをいかに作らないか」が重要となるのです。
そしてソックス、シューズ以外にも、実はマメを作らないための秘密のアイテムがあります。
それがカリフォルニア発の皮ふ保護バーム、Body Glide®。
南さんは、足用の「Foot Glide®(フットグライド)」をおもに使用しているとのこと。
「(2023年)4月の『ウルトラトレイル・マウントフジ』で初めて使いました。
親指の付け根や足首、足の甲など、
気になるところに塗ってみましたが……すごくいいんですよね。
さらりとした感触で、汗や水に強い。
実際、マメはひとつもできませんでした」
そしてレースのあとはもちろん、普段履きとしても活躍してくれるのが、
リカバリーサンダルのパイオニアとして知られるOOFOS。
「レースのあとにこのサンダルを履くと、解放感がたまらないですよね。
それでいて足が浮いたりしないから、歩いていても疲れない。
このOOFOSもそうなのですが、
アルコインターナショナルが取りあつかうブランドやプロダクトは
どれもファンクションだけではなくて、雰囲気がいいんです。
ビビッドな色使いだったり、ポップなデザインだったり。
見た目でもちゃんと勝負している感じがある。
僕自身もどちらかと言えば見た目で勝負するタイプなので……
勝手ながら親近感を抱いています(笑)」
南 圭介 / KEISUKE MINAMI
1985年生まれ、北海道札幌市出身。
世界各国のフェスで踊り、放浪した後、
100マイル以上走り続けるウルトラトレイルランニングを始める。
2016年、小笠原諸島・父島に初来島し、
生態系保全のための外来種対策の仕事に携わる。
以降現在に至るまで、自らが走ることで感じ取った
小笠原諸島の自然の魅力を伝えるため「NPO法人BOISS」に所属。
環境保全活動やトレイルランニングの普及活動を行っている。